桂かい枝のインタビューが読売新聞今朝(5月2日)の朝刊で紹介されました。
外国人とのコミュニケーションと言うと「英語や」と思われがちですが、「やさしい日本語」も大切ですねん。地方の工場などで働く外国人、中でも中国や台湾、東南アジアからの人たちは、英語より「やさしい日本語」の方がわかる人が多いんやそうです。そやのに、阪神大震災や東日本大震災の時の日本語は「難しい日本語」ばっかりだったので、外国の人はみんな困ったんです。その反省から、小学校低学年でもわかるような「やさしい日本語」の大切さが見直されてますでしょ。私も落語「動物園」をやさしい日本語に「翻訳」してやってみました。トラの毛皮の着ぐるみを着た人が、オリに入って見物客を集めるおなじみの演目ですが、やさしい日本語やと外国人も笑うんです。それを見て「あ、外国人の人が笑ぉてはる」と、地域の人も一緒に笑い始めた。笑いの連鎖ですわ。外国人にやさしい日本語の小話を覚えてもらい、発表してもらうこともやってます。「鳩がなんか落としたでぇ」「ふーん」みたいな簡単なやつですが、外国人が日本語で「落語」をすると、日本人がとても喜ぶんですよ。外国人も、自分が発した日本語で日本人が笑うということがうれしい。みんながハッピーになる。それが交流のきっかけになってます。(以上記事より抜粋)